人口の減少…41年続いた24時間運航の廃止も

(桜島に78年在住 村山勝典さん)「(合併から)20年経つが、人口がどこも減る」
合併前6051人だった桜島の人口は現在3076人と半分に減少。

平成9年のピーク時にはおよそ1億5000万円だった桜島フェリーの収益も年々減少し、おととしの赤字額はおよそ3億4000万円でした。
鹿児島の夏の風物詩だった納涼観光船も令和元年に終了。今年10月からは41年続いた24時間運航の廃止も決まっています。
(桜島の住民)「せめて0時、1時まで運航してほしかったのが本音」
(運送業)「肝付町から鹿児島市の城南の市場に(魚を運ぶ)。高速に切り替えるかなと思ったり。セリが5時半から始まるから時間的に余裕がないよね」
(新聞配達員)「困りますよね。1便早めて着いたはいいけど仕事がまだ始まらない」

(桜島に78年在住 村山勝典さん)「(合併前は)将来の桜島を考えなければならなかった。でもまさかフェリーが赤字になるとは夢にも思わなかった」
「まさか燃料がこんなに上がるととも思わないし、自動車社会道路が整備される、これで自動車の流れが変わったと、20年の間に。そこまで思ってなかった」