人のプライバシーを狙う盗聴行為、実は今被害の相談が増えています。街に飛び交うナゾの電波をたどっていくと次々に見つかる盗聴器。その実態を追いました。
名古屋市守山区の探偵事務所・さなだ総合リサーチ。代表の眞田弘之さんは警察庁の元職員。2008年に行われた洞爺湖サミットでは要人警護の通信システムを担当した、電波のプロフェショナルです。

(眞田弘之さん)
「(最近の盗聴器は)周波数も増えてきて、アンテナもたくさん必要になってきた」
車に6本の高性能アンテナを取り付け、車内には電波と音声受信機をセット。まずは名古屋市内のオフィス街を捜索することに。

盗聴電波によく使われている周波数帯を探すと、すぐに…
(眞田さん)
「少しずつ(盗聴電波が)上がってきています。このエリアに最低(盗聴器が)3つある」