赤潮による漁業被害を抑えるため、熊本県がプロジェクトチームを設置しました。

有明海や八代海などでは近年、赤潮被害が相次いでいて、2024年、熊本県内の赤潮の漁業被害は約15億円に上りました。

そのため、県は4月15日に「赤潮対策プロジェクトチーム」を設置しました。

このチームでは、国や漁業関係者、大学などと協力して新たな研究成果なども織り込み、赤潮を抑制する技術の開発や魚の餌の改良などに取り組むほか、関係機関と連携して赤潮のメカニズムの解明も進めます。

熊本県水産研究センター 山下武志所長「数年後にはしっかり赤潮を抑えられるように、被害の最小化に向けて一丸となって取り組む」

こうした取り組みにより、漁業経営の安定化を図る方針です。