23日午前8時半から新潟県田上町で始まった防災訓練。新潟県内の広範囲で地震が発生し田上町では最大震度6強を観測したとの想定で行われました。避難所に指定されている田上中学校には次々と住民らが避難してきました。

この場所に初めて登場したのが県などが開発を進めている防災のデジタルトランスフォーメンション(DX)です。23日は避難所運営業務のDX化に向けた実証実験が行われ、自身の名前や住所などを被災者支援アプリに登録した被災者役の人たちが避難所で二次元コードを提示し、運営職員がそれを読み込むことで受け付け手続きが省略できます。

また、登録情報を活用し避難するべき人達を取り残すことなく避難誘導することが可能となります。

23日は新潟県の花角知事も訓練の現場を視察し、「防災にDXを取り入れることは有効的で今後の県防災にいかしていきたい」との認識を示しました。
こうした県と自治体とが協力して大規模な防災訓練を行うのは4年ぶりとなります。
