「コピー商品ないって言ったよね?本物?偽物?」

 今年1月、税関職員が話を聞いていたのは、1人で大量の荷物を持ち込んだベトナム人の男性。

 (職員)「これちょっと開けさせてもらいますね」

 中から出てきたのは、人気キャラクターがプリントされた服です。

 (職員)「これ自分で買ったやつ?」

 さらに、箱にアメリカの人気メーカーのロゴが付いたイヤホンも。

 (職員)「これ本物?」
 (男性)「…」
 (職員)「コピー商品ないって言ったよね?本物?偽物?」

 税関はメーカー側から本物を見分けるポイントを提供してもらっています。鑑定した結果、すべて『偽物』と判明。廃棄されることになります。
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 全国の税関で差し止められる偽ブランド品などのうち、約3割が関空を含む大阪税関で摘発されているといいます。

 今年3月、中国から来たという男性が、職員からカバンを開けるよう促されていました。中身は食品のようです。動物検疫のカウンターで持ち込めるものかどうか確認します。その結果、男性が持っていたのは、加工された鶏肉やソーセージなどの肉製品でした。日本への持ち込みは禁止されています。
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 (検疫職員)「こちら(鶏製品)が鳥インフルエンザ、こちら(ソーセージ)はアフリカ豚熱、これらを家畜が食べるとかかるおそれがあるので、お客さまは残念ですが持ち込めない」

 病気のまん延を防ぐため、すべて焼却処分されます。