アメリカのトランプ大統領が世界各国に課した相互関税の影響についてお伝えします。まずは関税についておさらいします。

関税とは輸入品に課される税金のことです。
日本からアメリカに商品を輸出する場合は、輸入するアメリカの事業者がアメリカ政府に税金を支払うことになります。
税金分が製品価格に上乗せされる形となるため、輸出する側としては、価格競争力が落ちるというデメリットがあります。

一方で輸入する側は、国内産業の保護という効果が期待できます。
アメリカのトランプ大統領は、9日、日本に対して24%の関税を発動しました。
ところがそのわずか13時間後、この関税の上乗せ分に対して90日間の停止措置を発表。日本の株式市場は株価の乱高下に見舞われるなど影響が出ています。

今後の状況が不透明な中、アメリカへ多くの日本酒を輸出している岩手県内の酒蔵は対応に苦慮しています。