「裸足でサンダル履けない」「解答用紙が破ける」 日常生活での支障も

NPO法人多汗症サポートグループ 日比野莉里さん(24)
「勉強で紙が手にペタペタ引っ付き、集中できなかったりはしました」
日比野さんが一番つらかったのは、学校での生活だったそうです。
NPO法人多汗症サポートグループ 日比野さん
「『解答用紙破けちゃうんで何枚かください』って、先生にテストのときに解答用紙を多くもらったり」
インタビュー中もハンカチを肌身離さず握っている姿が印象的でした。そして足の汗も悩みなのだそうです。

NPO法人多汗症サポートグループ 日比野さん
「足もかきますね。サンダルとかは裸足では履けないです。ツルツル滑ってしまうので、こけたりすると危ないので」
別の多汗症患者の写真には、フローリングの表面に足形がついています。日比野さんも素足だとフローリングは滑ってしまうので、常に靴下を履くようにしているといいます。
また、こんな悩みも話されていました。

ーー着る服も限られますか?
NPO法人多汗症サポートグループ 日比野さん
「そうですね、選びますね。色とか素材は何かきちんと見て、汗じみが目立たないかとか。グレーとかはちょっと目立つので、かわいいなと思った服でも『汗染みるからやめよう』って思ったこともあります。結構制限をされて、これ着たかったなと思うことはあります」