漁師「もうダメだと思った、この場所ではできないなと初めは思った」

野世義人さん「もう港はダメだと思った。この場所ではできないなと初めは思った」

海岸線が海側に広がったため、船が港に入れず、漁師たちは2024年5月からおよそ30キロ離れた志賀町の福浦港で水揚げを行ってきました。

鹿磯漁港は、一時は復旧も危ぶまれましたが、隆起した港の一部を埋め立て、護岸を延長する工事が完了。

船が接岸できるよう、2メートル以上の水深を確保し、4月中には水揚げを再開できる見込みになりました。

野世義人さん
「今までなじんでいた所で水揚げできるのはかなり違う。よくここまで戻ってくれた」「前とは違って、船からすぐ荷揚げする形ではなく、もう一段上に上がるひと手間があるので、その辺の問題がちょっと解消できるか、僕らが慣れていければ」