コメ価格下げるには入札見直し?

井上貴博キャスター:
「今スーパーでの価格がどうなのか」が主軸に語られています。政策効果をより実感するため「“入札制度”を変えてみるのはどうか」という話です。

現在の入札制度は、政府の備蓄米を「JAなどの大手集荷業者」に渡す形をとっています。

そして、そのあとに「卸・小売業者」がスーパーにも卸しますが、外食や給食などに流れます。

この「外食・給食など」の部分をよりスーパーに限定的に流通を回していくことができれば、政策効果をより実感できるのではないかと。

宇都宮大学の小川真如助教は、「落札したコメが小売店で販売されることが確約できる業者のみ入札可能にするなど入札資格の変更が必要」と提言しています。

出水麻衣キャスター:
過去の実績が重視されることも、給食や病院食のところへ卸すことも大事なのは分かります。

しかし、実際に困っている消費者の人がいるので、この入札制度の仕組みを1度見直すという提言は、非常に有用だと思います。

井上キャスター:
今後、このような議論になるかもしれませんし、そもそもおコメ政策を転換する時代に来ているというのも間違いないのかもしれません。