ネットに逃げてもよい。助けられたのは…「いのちの相談電話」
自分自身もネットに逃げてもいいんじゃないかっていうのはすごく大賛成で。なんでそう思ったかっていうと、自分自身がスマホとかまだそんなに誰も持ってない、大人すら持ってない、子供たちでも持ってないときにやっぱ何に助けられたかっていうと、「いのちの相談電話」っていうのにかけてみたんですね。
かけようと思ってもやっぱりそれもなんか「知らない人に自分の悩みなんて言えるわけねえだろ」みたいな感じで、めちゃくちゃ尻込みしたんですけど、もう本当にっちもさっちもいかなくなった時に、パッと電話をかけたら、女性の方で、もちろん年上の方で、名前とかは全然言わなくて、ただただ話聞いてくれるだけなんすね。
別にああしろ、こうしろも言わないし、本当に優しく寄り添ってくれて、ちょっとだけ手を添えてくれて「頑張ってね」ぐらいだったんですけど、めっちゃ楽になったんですよ。
それって何かっていうと、ある意味匿名なんですよね。匿名だからこそ言えたっていうのがあるんですよ。それこそ先生、親、恥ずかしくて言えないですよね。結果、わかってくれないじゃんっていうのもあるし、知っている人って意外と頼りがいがある人でも言えなかったりするんですよね。
だから、ネットの社会って要は匿名性だったりって、すぐイコール、やっぱり誹謗中傷とか、性犯罪だったりとか、自殺教唆だったりとかっていう匿名イコール悪みたいのがあるかもしれないですけど、匿名って本当に見る目は自分で養わなきゃいけないんですけど、ある意味助けてくれる存在だと思うんですよね。
姿形も知らない同じ悩みを持った人って多分俺、一番近いと思うんですよ。下手したら親、兄弟、先生なんかよりももっと近いと思うんですよね。だからネットって本当に使い方一つだと思うんですよ。大きな味方になってくれると思うので、そういったところにも頼ってみる。「私だけじゃないんだ、俺だけじゃないんだ」って思えることがすごく楽になるので、一つすごくそれは支えになるなと思って。














