■これが最高難易度「足芸ふすま」!
この日、会場には、華麗でエキサイティングなサーカスを一目見ようと、大勢の人が列を作っていました。伊藤さんは、難易度が高い曲芸を披露します。仙台出身 伊藤一志さん:
「やっぱり緊張します、いまだに。すごく繊細な動きばかりなので凄いプレッシャーです」
いよいよ伊藤さんの出番です。披露したのは、足で“ふすま”を操る「足芸ふすま」。難易度が高く、習得するのに4年もの期間を要しました。

特に足先に桶をかぶせての演技は、足の指でふすまをつかむことができないので、最も難しいといいます。観客も息をのんで演技に見入ります。

そんな緊張感のなか、この日も見事に「足芸ふすま」大成功です。笑顔になった伊藤さんに盛んな拍手が送られました。
「やっぱり緊張しましたけど、技が決まって拍手をもらえる時がうれしい。やって良かったと思います」
緊張の演技が終わっても、伊藤さんの仕事はまだまだ続きます。サーカスで演じるだけではないのです。