富山県砺波市の「三郎丸蒸留所」に蒸留所の心臓部である新たな「ブレンダー室」が誕生しました。今後、見学やブレンド体験もできるようになる新しい施設を一足早く取材しました。

富山県砺波市のウイスキー蒸留施設「三郎丸蒸留所」では、国内では珍しい、見学ができる「ブレンダー室」が完成しました。
なかには、数百種類のウイスキーの原酒がずらりと並んでいます。


若鶴酒造 稲垣貴彦 社長
「1つのテーブルに約200個のウイスキーのサンプルが置けるようになっている。1つ1つをまずブレンダーが見極めて、どういった特徴があるのか、どういった製品に使うのか、原酒の選定を行う」

ブレンダー室では樽で熟成させた原酒をそれぞれの特徴にあわせてバランスよく組み合わせ、製品を作ります。
蒸留所の「心臓部」であり、通常公開されない「トップシークレット」とされる場所ですが――

若鶴酒造 稲垣貴彦 社長
「ウイスキーにとって、ブレンドというのは最終的な味を決める大事な工程。そのブレンドというところにも光を当てて、多くの人に魅力を知っていただきたいと思い、このようなブレンダー室を作った」
