道路が“透ける”「スケルカー」の実力は?
そんな中、活躍しているのが、センサーが取り付けられた作業用トラック「スケルカー」。その名の通り、地下が「透ける」ように分かる、「見えない空洞」を調べる車です。

電磁波の跳ね返りで地下の状況を調べます。道路を走るだけで地下の調査ができるため、交通規制などをかける必要がありません。2008年に実用化され、改良を重ねながら愛知県や名古屋市など、全国で調査を行っています。

(ジオ・サーチ中部事務所 佐藤竜聖さん)
「(Q:通常の走行スピードでデータが取れるのか?)そうですね。時速100キロまで出して計測できるので、普通の道路だけではなく高速道路の橋梁(きょうりょう)調査などでも使用されている」

一見、問題ないように見える道路にも思わぬ危険が潜んでいるといいます。