旧統一教会に解散を命じた東京地裁の決定に対し、教団側はきょう、不服申し立てにあたる即時抗告をしました。

旧統一教会をめぐっては、東京地裁が先月25日、「信者によって行われた不法な献金行為で甚大な被害が生じた」などとして、教団に解散命令を出しています。

こうした中、教団側はきょう、この決定を不服として東京高裁に即時抗告しました。

旧統一教会の幹部
「受け入れることのできるものではないので、本日即時抗告した」

教団幹部は報道陣に対し、「断固として戦っていく」とも述べ、審理は東京高裁に移ることになります。

教団側の即時抗告について、被害の救済に取り組む弁護団は、「被害者救済の実現のためにも速やかに即時抗告が棄却され、解散命令が確定することが重要だ」とコメントを発表しています。