ネクスコ中日本管内の高速道路の一部で起きたETCのシステム障害は、きょう(7日)午前11時現在でも復旧の見通しは立っていません。

【写真で見る】ETC専用レーンを開放 渋滞解消した中央道・八王子料金所の様子

きのう(6日)未明から中日本高速道路の管内でETCのシステム障害が発生している影響で、中央道の東京・高井戸インターチェンジから山梨県の小淵沢インターチェンジとの間、圏央道の八王子西インターチェンジ、高尾山インターチェンジで、ETC専用レーンが利用できなくなっています。

専用レーンを“開放”して対応 ETCのシステム障害で「利用できない状態」続く【6日午後5時現在】

中日本高速道路の管内で発生したETCのシステム障害により、関東でも、中央道などでETCが利用できない状態が続いています。

NEXCO中日本は、これらの料金所では、ETC専用レーンをそのまま通行できるようにしていますが、利用者に対しては、事後にウェブサイトで精算する手続きをしてほしいと呼びかけています。

影響は1都7県の17路線に拡大【7日午前11時現在】

ネクスコ中日本によりますと、ETCのシステム障害は、長野県の一部の料金所でもETC専用レーンが使用できなくなり、影響が中央自動車道や東名高速など1都7県の17路線に広がっています。現在も復旧のめどは立っていません。

ネクスコ中日本は、復旧までETCが使えない料金所は通行料金をホームページから事後精算することにして出口を通過させています。国土交通省はネクスコ中日本に対し、早期の復旧と原因究明を求めています。

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