プロが教える3つのポイント

長崎市に本社を置く、かめがわグループの亀川智輝専務取締役はお金のプロの立場で、3つのポイントをアドバイスします。

【ポイント①】まず見直すべきは「固定費」
かめがわ 専務取締役 亀川智輝さん:
「固定費、つまり毎月必ず出ていく支出をまず見直すことが大切です。電気料金を安いプランに変えたり、保険を整理したりすることで、節約が長続きします」

【ポイント②】スマホ料金は“過剰プラン”に注意
総務省の調査によると、「20GB以上」のスマホプランに加入している人のうち、実際に20GB以上使っているのはわずか11%。自分の必要量の把握が節約につながります。

かめがわ 専務取締役 亀川智輝さん:
「無駄な通信容量にお金を払っている可能性があります。使用状況に合ったプランに見直すだけでも月々の出費を抑えられます」

【ポイント③】お金の置き場所を見直す=“運用”
かめがわ 専務取締役 亀川智輝さん:
「銀行に預けていても、金利はほとんどつかない時代。物価が上がっているのにお金が増えないと、実質的に“目減り”していることになります」

「貯金の一部を積立投資やNISAなどで運用することも、これからの家計防衛には有効です」

新年度こそ「家計の健康診断」を

春は新生活がスタートする時期。お金の使い方を見直すチャンスでもあります。「固定費を見直す」「ムダを見つける」「お金の置き方を変える」といった“続く節約”は、家計防衛対策の有効な手段になりそうです。