2日にほころび始め、いまにも咲きそうだったサクラのつぼみ。3日は、より花が開いたように見えました。

サクラの開花が足踏み状態となっていた福島市ですが、3日は予想よりも気温が上がらず、2日に続いて冷たい雨となりました。午前10時、気象台の職員が標本木がある信夫山公園を訪れ、花の状況を確認しましたが…。
福島地方気象台 石井邦男気象情報官「咲きかけているのが3輪くらいあり、ほころびかけているものもあるが、開花まではまだいっていない」
開花発表とはなりませんでした。それでも、「午後には咲くかもしれない」。今にも咲きそうな姿に期待を込めます。
末永万智アナウンサー「午後2時の信夫山です。雨も弱まり午前中よりは花が大きく開いたように見えます。3輪ほど咲いているように見えますが、きょう開花の発表はあるんでしょうか」
午後2時すぎ、気象台の職員が再び訪れ、2回目の確認を行いました。その結果は…。

福島地方気象台 石井邦男気象情報官「朝よりは開いてはいるが、まだ開花とまではいっていない。咲きかけているのが3輪くらいあるが、まだ開ききっていない」
またしても、開花発表は持ち越しとなりました。3日の福島の最高気温は2月中旬並みの7.5℃。昼過ぎにかけて雨が降り続いたことも影響したとみられています。開花の基準は5輪以上ですが、3日に開ききった花は1輪もなかったということです。
石井邦男気象情報官「あした天気が良くなれば可能性はある。みんな待っていると思うので、早く咲いてほしい」
気象台は4日も午前と午後に1回ずつ開花の状況を確認し、早ければ4日午前10時ごろに開花を発表するということです。