新型コロナで「ワクチン」の存在が身近になった人も多いと思いますが、今年度から新しく「帯状疱疹」のワクチンが、高齢者などを対象に「定期接種」となります。なぜ、今、帯状疱疹ワクチンがこれまでより必要なのか、取材しました。
広島市佐伯区のかわい皮ふ科クリニックには、月に10人ほど帯状疱疹の患者がくるそうです。
帯状疱疹とは、体にピリピリとした痛みが出て、そこにできた赤い斑点と水ぶくれが帯のように広がっていく病気です。
歳をとったり、疲れたりして免疫力が低下すると、子どもの頃に感染した体内の水ぼうそうのウイルスが活発化して、発症します。
「ある女性」のケースです。

広島皮膚科医会 河合幹雄医師
「もうほとんど痕もなくなってますね。この辺とか肩の痛みもないですか?」
受診した女性
「ないです。ここがずっと痛かったのが、嘘みたいに」
河合幹雄医師
「早く治療始めたのが、後遺症が少なくてすんだおかげだと思います」