アメリカのトランプ大統領は貿易相手国と同じ水準の関税を課す「相互関税」の導入を正式に発表し、日本には24%の関税を課すと表明しました。マーケットの反応です。

関税の影響で株価は大きく下落し、日経平均株価はきのうより989円安い、3万4735円で取引を終えました。

去年8月以来、およそ8か月ぶりに3万5000円を割りこむ安値水準でした。

関税の影響で業績悪化が見込まれる自動車や半導体関連株などが売られました。

また、外国為替市場で一時1ドル=146円台後半まで円高が加速したことも株価の重しとなりました。

アメリカの関税政策が日本経済へ与える影響として、野村総研の木内氏は、国内のGDPを0.7%、額にして、4兆円あまり押し下げると試算しています。