きのう午後、山形県鶴岡市温海海岸付近で潜水調査を行っていた県水産研究所の職員の男性が予定時刻になっても戻らず、その後海底で発見され、死亡が確認されました。本来は2人で行う潜水調査を1人で行っていったということです。
※サムネはきのう午後6時ごろの現場 酒田海保提供
死亡したのは、県水産研究所の職員の男性(31)です。
酒田海上保安部によりますと、きのう午後2時ごろ、鶴岡市の温海海岸の近くで、男性が研究のための潜水調査を行っていましたが、予定時間を過ぎても戻ってこなかったということです。
海岸付近で監視していた同僚が通報し救助船2隻で捜索を行ったところ、午後5時ごろ、海岸からおよそ100メートル沖の海底で五十嵐さんを発見しました。男性は引き揚げられましたが、午後6時ごろに死亡が確認されました。
当時、男性はドライスーツを着用し、空気ボンベとフィンを装着していました。救助された際に外見上の負傷などはなかったということです。
県によりますと、水産研究所の内規では潜水調査は2人で行うこととしていますが、この日は1人で潜り、もう1人は海岸で監視するという方法をとっていました。
男性が使用していた器具に不具合がなかったかや死因については、現在、酒田海上保安部が詳しく調べています。