“全身全霊で働く”という美徳に変化

振り返ってみれば「企業戦士」「モーレツ社員」などと言われ、会社や組織のために“全身全霊で働く”ことが長年、美徳とされてきた日本。

石原都知事(2001年の都庁の入庁式)
「5時には帰れるし、土日は休みだから…そういうつもりでは困っちゃうなと」

いま以上に残業や休日出勤が当たり前の時代もありました。

サラリーマン(1990年)
「残業、残業で。はまっちゃってるなと、社会に」

サラリーマン(1990年)
「そこまで働かないと、組織の中で生き残っていけない」

こうした働き方は時代とともに見直されていますが、入社式終わりの渋谷で、新入社員にどんな働き方が理想か聞いてみると…

――仕事とプライベートのバランスは?

物流関係 新入社員
「半々で。好きな語学学習をしつつ、youtubeとかもたまに見ながら、ちゃんと家事もやっていきたい」

IT・新入社員
「最初は仕事多めで、(仕事)6:(プライベート)4。家族とかできたら減っていく4:6」

建築関係 新入社員
「プライベートは9の仕事が1くらいで生活してきたいですね。仕事はお金を稼ぐ手段と割り切っている。なので、仕事でお金を稼いでプライベートを充実させていきたい」