14年間の運転停止で…社員の中には“全くの未経験者”も
一方、14年も運転されていないことで、新たな課題も。
発電所内にある研修センターでは、若手社員が原発の運転方法を学んでいます。

10年以上続く運転停止によって、原発のノウハウを知る人材は減り続け全くの未経験という社員が増えています。核燃料をどう扱うのか、非常時にどう対処すればいいのかのノウハウを継承していく。原子力発電を行う企業の「責務」ともいえます。
(大石)「技術の継承というのが一つ課題になっている?」
(浜岡原子力発電所 発電部・山田光輝 運転管理課長)「ノウハウ的なところはやっぱり口伝というか、先輩から後輩に伝えていく。運転している時の熱、それから音。再稼働した(他地域の)原子力発電所に、数週間単位で研修に行って体感してくる」
(大石)「着替えて、これからエリアの中に行くということになるんですね。初めてだな、ここまでやるのは」
