甲突河畔の千本桜。実は、甲突川の清掃活動がきっかけでした。

(仙田淳一さん)「自転車とかね、粗大ごみもあるわけですよ。緑化の前に川をまず」

昭和50年から始まった、鹿児島青年会議所による甲突河畔の清掃活動を経て、桜を植えようという機運が高まります。

高見橋から天保山大橋の緑地帯に、毎年、桜を植樹。仙田さんたちの呼びかけで、活動には地元の小学生や地域の人たちも参加。

当時、鹿児島市も「グリーンストーム作戦」という緑化事業をスタート。町中に、ツツジやクスノキが植えられ、景観づくりの機運も高まっていきました。

(仙田淳一さん)「当時、山之口さんという、その前は県知事をした人が市長になった。非常にユニークな人で。『グリーンストーム』として、緑の嵐を鹿児島に吹かせようということで始まった。それに、JCがのっかったんですよ」