鹿児島大学の新たな学長に就任した井戸章雄学長が、2日に記者会見を開き、抱負を語りました。
(井戸章雄学長)「私がやるべきことは、鹿児島大学の強みを作る研究を構築していくことだと考えている」
鹿児島大学の井戸章雄新学長は今月1日付けで就任しました。宮崎県出身の65歳で、京都大学医学部附属病院准教授や、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科長などを担当、おととしから鹿児島大学の副学長を務めていました。
2日の会見では、火山や大雨災害、鳥インフルエンザなど、鹿児島に関わりの強い分野での研究を進め、「鹿児島大学ならではの特色を出していく」と語りました。
また、東京大学は今年度から授業料を2割値上げしましたが「国からの補助金削減や物価上昇などで財政状況は苦しい」としながらも、値上げしない考えを示しました。
(井戸章雄新学長)「地元で高等教育を受ける重要性は非常に高いと思う。授業料の値上げはしないということで頑張らせていただく」
井戸学長の任期は4年です。