AIで生産量拡大へ

県産乾しいたけは、全国の品評会で25年連続の団体優勝を果たし、毎年皇室にも献上されています。しかし、最盛期に9200人いた組合員は現在3600人まで減少。高齢化も進み、選別の負担も増しています。

糸永さんは、出荷全体の半分にあたる200箱をAI選別機に依頼するなど最新技術の活用に期待を寄せています。

糸永洋一さん:
「AI選別機を利用して生産規模を拡大し、普及させたいのが自分の思いです」

県椎茸農協では、作業効率の向上により選別料金を値下げし、生産者からの受け入れ態勢を整えました。今年度の選別量は、昨年度の6.6トンから3倍以上となる24トンを見込んでいます。

また今年の秋からは、市場で購入した加工用の乾しいたけの選別にも使い、活躍の幅を広げることにしいます。

県椎茸農協 青野浩志代表理事組合長:
「AI選別機を発信することによって、全国の消費者が『乾しいたけが変わってきている』『業界も変わってきている』なと思ってもらい、これまで以上に大分の乾しいたけをしっかり食べてほしい」