日本大使館員と接触しスパイ行為に関わったとして懲役7年の判決を受けた中国メディアの元幹部の二審の初公判が31日、行われました。元幹部側は無罪を主張したということです。
中国共産党系メディアの論説部副主任を務め、著名なジャーナリストでもある董郁玉さんは、2022年2月、北京市内のホテルで日本大使館員と会った直後に身柄を拘束され、スパイ行為に関わったとして、その後、起訴されました。
北京市の裁判所は去年11月、董さんに対して懲役7年の判決を言い渡しましたが、判決を不服として上訴していました。
董さんの家族が出した声明によりますと、31日、北京の高等法院で二審の初公判が行われ、董さん側は無罪を主張したということです。
一審の判決では、董さんと接触した日本大使館員がスパイ組織の代理人として名指しされていたということですが、今月(3月)、董さんの家族に「日本大使館はスパイ組織ではない」とする金杉憲治中国大使の書簡が届き、31日の初公判ではこの書簡が証拠として提出されたということです。
家族が公開した声明では「裁判所がこのまま有罪判決を維持すれば中国の対外開放の姿勢は消え去ることになる」としていて、今後の中国側の判断が注目されます。
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