文登さんには共に共同代表を務める双子の崇弥さんに加え、重度の自閉症の兄翔太さんがいます。

同じ家族の一員なのに一歩、社会に出ると特別な存在として見られる。
そんな経験が、双子の兄弟がヘラルボニーを起業した動機となりました。

(ヘラルボニー共同代表 松田文登さん)
「兄がいたからこそ、本当にいろんな様々な経験をさせてもらったなと思っていて、それはポジティブなことだけじゃなくて、もちろんネガティブなこともあったなと思ってます。ここにISAIパークが、盛岡のこの川徳っていうですね、誰もが知っている岩手の皆さんの心に当たり前に存在しているっていうことは、本当に奇跡のような方だなっていうことを思ってます」

障害の有無に関わらず多様な人たちが食事を楽しんだり絵を見にきたり気兼ねなく過ごせる公園に。
そんな願いが込められたISAIPARK。

(松田文登さん、崇弥さん、翔太さん)
「懸命に兄貴喋りますので、大きな最大の拍手最後いただいて、終わりにできたらと思います。では翔太さん、これ一言お願いします。
『これからオープンします。よろしくお願いします』
はいありがとうございます」

福祉とビジネスその両立を目指した挑戦は始まったばかりです。