2人が考える「コーチング」の極意 大事なのは「忍耐力」

ロッテHD 玉塚元一社長:
経営の世界でもコーチングを少し導入している企業も多い。極意とは。

千葉ロッテマリーンズ 吉井理人監督:
質問力と聞くこと。

ロッテHD 玉塚元一社長:
聞くことによってだんだん本人が扉を開いて、あからさまな本人の考えが出てくる。

千葉ロッテマリーンズ 吉井理人監督:
それに対してコーチが選手が言ったことを代行してこの子はこういうふうに思っているのだと自分の感覚でいっちゃうと跳ね返ってしまうので、コーチが代行して選手がこう思ってるというふうにもしっかり考えて答えを出すというのがいい。

ロッテHD 玉塚元一社長:
吉井監督の話を聞いてすごく思ったのは、リーダーは忍耐力が必要。聞かなきゃいけないし、気づくまで待たなきゃいけない。僕は「気づけ!」「聞け!」みたいに割とやっちゃうが、そこで忍耐力を持って相手の立場に立って主体的に気づいてもらう、それがコーチング。

千葉ロッテマリーンズ 吉井理人監督:
ニューヨークメッツにいた頃、ボビー・バレンタイン監督だったが、監督室に漢字で「忍耐」と書いてあったのを貼っていた(笑)

ロッテHD 玉塚元一社長:
試合の現場でも忍耐、9回・延長終わるまで忍耐、選手との向き合いも忍耐、本当にお疲れ様だ。僕も見習う。