日本郵政は増田寛也社長が6月に退任すると発表しました。郵便配達員が業務中に酒を飲んで配達していたなど不適切な事案が相次ぐ中での退任です。

日本郵政は2020年から社長を務めてきた増田寛也社長が今年6月の株主総会で退任すると明らかにしました。

ゆうちょ銀行株の売却などに目処がたったことなどが退任の理由だとしていて、後任には日本郵便の根岸一行常務が就きます。

日本郵政グループ内では、去年、延べおよそ1000万人分の顧客情報が不正流用されていた問題が発覚しています。また、配達員の飲酒の有無などを確かめる「点呼」が適切に行われず、業務中に酒を飲んで酔った状態で配達した事案も去年5月に発生していて、不適切な事案が相次ぐ中での退任となります。