過去10年の平均と比べ少ないものの「十分な数は飛散します」
今シーズンの「スギ花粉」飛散予測は?

八戸市民
「いつもなったことないのに、2~3日前から…」
Q.どんな感じですか?
「かゆくなって、涙が出る」
「けっこう鼻水がダラダラ出て、薬を飲んだんですけれども、すごく眠い感じがしてグラグラして、(服用を)やめています」

春先に飛散が始まる「スギ花粉」。県花粉情報研究会によりますと、八戸市で2月28日、弘前市で3月11日、本格飛散開始となりました。今シーズンの飛散数の予測は、過去10年の平均と比べて八戸市が90%、弘前市が84%、青森市で71%などとなっていますが、専門家は注意を呼びかけています。

県花粉情報研究会 会長/弘前大学医学部附属病院 松原 篤 教授
「少ないといっても例年の7~9割の量なので、十分な数は飛散します。症状はひどくなるかもしれません。だから、お年寄りでも新規の花粉症の発症者はいらっしゃいますし、一番の問題は『低年齢化』ですね。小学校に入る前からスギ花粉症のお子さんが増えている状況になっている。スギ花粉の飛散そのものが増えているのが一番の理由だと思います」