服装で変わる花粉の付着量 ウールは「10倍近く」付着…
鼻の症状がつらい人には「ワセリン」もオススメ!

花粉症の予防で最も大切なことは、スギ花粉を体内に入れないこと。
そのためには、服装にも気を使う必要があります。花粉がつきにくいのは綿で、化学繊維はその1.8倍の量が付着します。表面に凹凸のあるウールにいたっては、付着量はなんと9.8倍にものぼります。

そして、鼻の症状がつらいという人にお勧めなのは「ワセリン」。鼻の下に塗るだけで花粉が付着し、粘膜に入るのを防ぐことができます。

県花粉情報研究会 会長/弘前大学医学部附属病院 松原 篤 教授
「基本はやっぱりマスクですよね。あとはメガネも。(花粉は)目の結膜炎の症状を起こすので、目に花粉が入るのを抑えるためにはメガネはすごくいいです」

ピークを迎えている「スギ花粉の飛散」。
特に花粉が多くなる条件は3つ。『晴れて気温が高い日』『空気が乾燥して風が強い日』そして『雨上がりの翌日』です。

県花粉情報研究会 会長/弘前大学医学部附属病院 松原 篤 教授
「症状がひどくなって、我慢していくと薬が効きにくくなる。できれば早くから治療しておくことが楽に乗りきるコツだと思います」

睡眠不足につながり、仕事や勉強にも影響を及ぼすことがある「花粉症」。
少しでも快適に過ごすためには、早めにきめ細やかな対策をとることが必要となります。

花粉の実際の飛散数を知りたいという方は、「青森県花粉情報研究会のホームページ」をご覧ください。青森・八戸・弘前・五所川原・むつの測定結果が、日々更新されています。