今月、全線が開通した宮崎県の都城と鹿児島県の志布志を結ぶ「都城志布志道路」。「畜産王国」を通る大動脈の完成で、物流の効率化や経済効果は?取材しました。

宮崎県の都城市から、鹿児島県の曽於市を経由して志布志市に至る全長44キロメートルの「都城志布志道路」。

未完成だった志布志インターから志布志港までの3.2キロが完成し、計画から30年を経て今月23日に全線開通しました。総事業は1650億円です。

農業産出額1位の都城と、全国有数の飼料の輸入拠点・志布志港が1本の道路で結ばれ、所用時間は70分から、40分に短縮されました。

(記者)「都城志布志道路の志布志港側の入口付近にあるこちらの物流倉庫会社では、農林水産物の取り扱いの増加に期待しています」

志布志港では年間165万トンの飼料用トウモロコシを輸入し、国内シェアは2位。港で倉庫や物流業務を担う企業も、全線開通を待ちわびていました。

(東洋埠頭・志布志支店営業部 有馬健四郎さん)「(全線開通まで)長かった。待ち遠しかった。(インターの)乗り降りを繰り返したいたのが1回でいける」

港から飼料などを運ぶ運送業者からも期待の声が。

運輸業界は去年、トラックドライバーの時間外労働のが制限された上、燃油や人件費のコストも上昇しています。

(桜島・志布志営業所 中村泰行本部長)「下道を走るのと高速を走るのでは、燃料費も全然違ってくる。メインはドライバーの労働時間の短縮」

(トラックドライバー 皿良康臣さん)「たった1時間で(宮崎の)高原インターチェンジ入口まで行けるようになった。労働時間も短縮になった」