入倉一郎社長:
「多少安くなると思います。多少、ですね」
「(長野県への配分は)長野県で消費する2週間分になると思います。2週間だとちょっと足りないかな」

また、備蓄米の放出がもっと早ければ、価格の高騰は抑えられたのではと指摘します。


入倉一郎社長:
「ほんとは去年の8月に大阪の知事が(備蓄米を)出してくれって言ったときに出していれば、まるっきり違っていたと思う」
「タイミングがずれたらひどいことになっちゃったんで」

24日に開かれた、JA長野中央会の会見。

現状のコメ価格について「生産者の適正な利益も必要」とした上で神農(しんのう)会長は。

神農会長:
「私どもとすれば消費者の皆さんがおコメから離れてしまうという危惧のほうが強く持ちます」

全農長野の担当者は県内分の8000トン近い備蓄米について、速やかに流通させるよう準備していると説明しました。

JA全農長野 長谷川孝治(はせがわ・こうじ)本部長:
「(商品になるのは)おそらく4月10日前後ぐらいになるのではないかと」
「これだけの量が出てまいりますので相当の効果はあるだろう」

県内のコメの卸売業者やスーパーなど小売店を取材すると共通していたのが「コメが足りていない」という声。

また、今回の21万トンという備蓄米の放出量では、価格に与える影響は限定的なものに留まるのではという見方も多く聞かれました。