ポジティブな物価高?

五輪が終わり、気の抜けたような日本を襲ったのは、まずは驚くような物価高でした。
ここにはポジティブな面とネガティブな面があります。

物価高当初はどことなく表情に余裕があります。なぜなら給料も上がっていたから…。

オリンピック開催にともない、大量の資材・労働力が必要となり、建設需要が急増。このことが人件費の高騰(給料が高くなる)を呼び、消費需要が拡大した、というわけです。
今の言葉でいうと、デマンドプルのインフレ、つまり「良いインフレ」ですね。その結果としての物価高でした。

「全国消費者大会」なども開かれました。当時は消費税などなかったということにちょっと驚きます。

この当時の経済成長率は今となっては驚くべきことに10%前後もあったのです。