■苹果染(ぴんごぞめ)グループ 宮本久子さん(88)
「最初、お話いただいたときはどういうふうに受け止めていいか…染める素材が何か分からないし」
不安と期待を抱いていたメンバーのもとに今年(2025年)1月、「再倖築」から届いたのは、大胆にリメイクされたデニムパンツ。
グループとしてはデニム生地は初挑戦。
多めにリンゴの木の皮を入れて作った染料にデニムパンツを浸ける時は、思わずメンバーから「色が入りますように…」との声も。
さらに、じっくり時間をかけて染めるなど工夫を凝らしました。
■苹果染(ぴんごぞめ)グループの代表 佐藤アツ子さん(80):
「(染めたのは)すごく大きなジーパンで、生地が3枚も重なっていたり、濡れるとすごく重いんです、やっと持ち上がるくらい」
作業を続けることおよそ4時間、染め上がったデニムパンツは鮮やかな緑色に。

■佐藤アツ子さん:
「あんないいグリーン系になるとは思わなかったから嬉しかった」
■メンバーの長崎ミツ子さん(82):
「役目を果たしたもの(リンゴの木の皮など)が一転、『染め』で新たなものが生み出されるのが感動的でした」
■飯綱町地域おこし協力隊 原口光雄さん:
「まったく予想していなかった色に染まったので正直すごく驚きました」
出来上がった作品を見たデザイナー集団「再倖築(さいこうちく)」のメンバーも…
■再倖築 西澤光太郎さん:
「思っていた以上のものが来てびっくりした」