ロボットが活躍する時代に突入している、現代の医療業界。沖縄では、2012年に中部徳洲会病院が手術支援ロボットを県内で初めて導入して以来、現在では9つの病院で手術支援用ロボットが導入されている。そして去年の年末、医療支援ロボットの最新型が中部徳洲会病院に導入された。

最新型ロボットの名は「ダビンチSP」。

中部徳洲会病院は、従来型の支援ロボットを1台稼働させていたが、手術数の増加にともない、このほど最新型を九州・沖縄地方で初めて導入した。

ロボットによる手術とは?

ロボットが支援する手術では、患者の腹部に小さな穴を開け、医療器具やカメラのついたアームを挿入。医師は少し離れた位置で、3D画像を見ながら遠隔操作する。従来の開腹手術や腹腔鏡手術に比べ、出血が少なく患者の術後負担が減る。

ロボット手術の専門チームで300件以上執刀してきた消化器外科の内間恭武医師は、手術精度の向上にもメリットを感じていると話す。

枝分かれした先端が曲がる最新手術ロボ


▼消化器外科・内間恭武医師
「アームが曲がるので、今まで腹腔鏡でできなかったことができたり、やりづらいところがすべてやりやすくなったり、ロボットには非常にメリットがある。さらに(手術痕)の傷が小さいのも非常にメリット」