『マキエキマエ』の店内には飛行機の模型が並び、2階の本棚には旅の本がズラリ。
内装も空港をイメージしています。

【マキエキマエ オーナー 齋藤奈月さん】
「私も旅が好き、海外行ったりとか大好きで。誰かの帰ってくる場所や出発する場所になるといいなって思いも込めました」

誰かの旅が始まり、帰ってくる場所でありたい。
目の前が巻駅というロケーションにもぴったりのコンセプトです。

東京出身の齋藤さんは、もともとテレビ番組の制作会社で働いていました。

結婚を機に、夫のふるさとの巻へ15年前に引っ越し、夫婦でイベント会社を設立。最初は、見ず知らずの土地に戸惑いもあったといいます。

「私のことを分かってくれて、受け入れてくれた人たちがいてくれることにすごく感謝して、『私はなにかここに貢献できないかな』って思ったのが最初」
「仕事を通して、人と街が少し元気になればいいなと」

コメ農家の顔も持つ齋藤さん夫婦。
新型コロナウイルス禍でイベント開催がゼロになった2020年に、ご飯ものを提供するキッチンカーを初めたことが、『マキエキマエ』のオープンにつながりました。