教団側と政治家の深いつながり
教団側と政治家との深いつながりも明らかになりました。
保守王国・富山では教団側が自民党の一部の議員らの選挙応援を行い、当選に貢献。選挙応援を受けた政治家は教団側が主催するイベントに出席するなど広告塔として教団にお墨付きを与えるという、持ちつ持たれつともいえる関係が続いていました。
富山県 新田八朗 知事(2022年7月)
「私自身も一昨年の知事選で応援を受けたことは事実です」
富山市 藤井裕久 市長(2022年7月)
「純粋に選挙の応援をしていただいてると。世界平和統一家庭連合」
高岡市 角田悠紀 市長(2022年7月)
「(選挙後に)集会を開いていただいて、お話をさせていただいた機会はあります」
選挙応援を受けた国会議員や自治体のトップが続々と教団との関係断絶を表明する中、新田知事だけが関係断絶を明言しませんでした。

毛田千代丸キャスター(2023年10月)
「知事は政教分離を理由に教団と関係を絶つと明言されていませんが、解散命令が出れば宗教法人ではなくなり任意団体となります。宗教法人格でなくなることは政教分離の原則に抵触しなくなると思いますが改めていかがですか」
富山県 新田八朗 知事
「今宗教法人審議会が開催されていてそこでどういう結論が出るのか、そしてそれを仮に解散を請求することになればそれをどう裁判所が判断するのか見守りたいと思います」

県内の政治家と教団側をつなぐ窓口を担ったのが教団の元広報局長で県出身の鴨野守氏です。

知事選、富山市長選、高岡市長選、いずれも当選の場には鴨野氏の姿がありました。
旧統一教会の元広報局長 鴨野守 氏
「新田候補、藤井候補、角田候補、3連チャン、その場に目撃した者としては感無量でしたね」
