満開ってどういう状態?
ところで満開の定義って知っていますか?「さくらの満開日」と聞くともう100%咲いてしまって、あとは散ってしまうような気がしますが、実はこんな定義があるそうです。
気象予報士 森朗氏:
さくらの開花日が標本木で5~6輪と定められているように、満開についても決められています。それは標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日。すべて咲いてしまう少し前が満開の日となるので、葉桜になるまで(散るまで)には少し猶予がある発表となります。
まさかの事態!?桜が満開にならない???
しかしこんなパターンも過去にはありました。
それは「観測史上最高の暖冬」となった2006年12月~2007年2月。その年の桜が満開にならないという事態が起こってしまった地域があったのです。
気象予報士 森朗氏:
暖冬の影響で八丈島の測候所(現在は桜の観測は行っていない)の桜の標本木はだらだら咲き、いつ見ても約2割程度しか咲いておらずそのまま散ってしまいました。1953年の統計開始以来初めて「2007年、さくらの満開は観測できず」という事態になったのです。














