全国で2か所目となる公設公営の日本語学校が大崎市に開校しました。第1期生として台湾などからの留学生28人が入学します。

宮城県にある大崎市立おおさき日本語学校は、廃校となった旧西古川小学校の校舎を改修して開校したものです。開校式では、市から学校に校名板が授与されました。伊藤康志市長が「多文化共生の花を咲かせ結実させたい」と述べました。

おおさき日本語学校は、2年、1年6か月、1年の3コースで、公設公営の日本語学校としては、北海道に次いで全国2か所目です。

伊藤康志大崎市長:
「存分に留学生の方々が日本や大崎のことを触れてもらいながら、大きく羽ばたいてもらえるような環境を一層進めていきたい」

初年度の募集定員は、60人で4月からベトナムやインドネシア、それに台湾からの留学生28人が入学します。

また、開校式に合わせ日本語学校で学ぶ留学生らが生活する学生寮も開所しました。JR古川駅に近くに整備された学生寮は、2階建てで、60の個室や食堂などが備えられています。

また、管理事務室ではタブレットで13か国に対応した翻訳ソフトを使い、留学生と日本人スタッフが会話できるようになっています。日本語学校に通う留学生全員が、寮で生活するということで、入学式は、4月10日に行われます。