2025年の商業捕鯨が、4月1日から始まるのを前に、かつて捕鯨基地として栄えた宮城県石巻市鮎川浜で、豊漁や安全を祈る神事が行われました。

宮城県石巻市の「鮎川捕鯨」では、24日に神事が行われ、社員約20人が今年の豊漁と操業の無事故を祈りました。

4月1日から、北海道の沖合いでミンククジラ漁をスタートさせ、上限となる約70頭の捕獲を目指します。

鮎川捕鯨 伊藤信之社長:
「ここ数年、北海道のオホーツク海で安定して大型のミンククジラが獲れるので、その後、南下して青森から三陸沖にミンククジラを追いかけていきたい」

商業捕鯨は、2019年、31年ぶりに再開されました。鮎川捕鯨では、24日夜、小型捕鯨船2隻が、漁の拠点となる北海道に向けて出港します。