マッカたちの大暴れも午後3時前には終わり、神事が執り行われました。神主が祝詞をあげ、地元の小学生たちが、笛や太鼓の祭ばやしに合わせて、巫女舞を奉納します。

街で大暴れしたマッカですが、このときは神事が無事に終えられるよう見守る役目です。

子どもたち
― マッカさん、マッカさん、『偽マッカ』がいます!」
「やめて! 怖いって!」

神事の最中でも子どもたちは楽しそうです。「偽マッカ」は、マッカと仲良くなれたようです。

秋祭りの1日が無事、終わりました。

巫女役 山本 理央さん
「きょう、めっちゃ緊張して、今、終わって、ちょっとほっとしています」

巫女役 半田 実和さん
「最後は一番いい巫女舞ができたので、うれしかったです。とても楽しい思い出になりました」

小屋浦地区住民福祉協議会 文化部長 中野 大祐さん
「街中に子どもたちの声があふれた。それを聞いた瞬間、2年間できなかった街に祭りが戻ってきたという、それだけで十分な気持ちになった」

「まだ、本当の祭りではないのかもしれないけど、ことしとしては本当の祭りができたのかなと肌で感じて喜んでいます」

小屋浦地区住民福祉協議会 会長 出下 一教さん
「新型コロナは、来年のこともまだわかりませんけど、なるべく早く収束して通常の生活ができるように、また、いつもの祭りができるようにと願っています」

来年こそは、「本当に本当の祭り」ができれば…。マッカもそう願いながら神事を見守っていたのかもしれません。