そして、ついにそのときが…! 


真っ赤な鬼「マッカ」の登場です。恐ろしいその形相にそこかしこで子どもの悲鳴が上がります。


ドングリを見せてくれた男の子は、意外と平気なようでした。


西日本豪雨で甚大な被害を受けた、ここ小屋浦では、秋祭りとマッカの存在が街の復興を後押ししてきました。


ただ、コロナ禍で去年とおととしのマッカたちは神社の境内でおとなしくしていました。


ことしは、時間を例年より短く区切って、ひょっとこやお多福たちと街全体で暴れ回りました。


子どもには優しいマッカですが、大人には容赦がありません。お尻を目いっぱいたたかれます。


竹でたたかれると、1年を無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。


住民
「健康に健やかに大きく育ってくれたらいいと思います」


自分からお尻をたたかれに行く人もいます。


住民
「優しく、優しく! 痛い! ありがとうございます。カゼをひかずに元気にやれそうです」


インタビュー中にも近くで…。


山崎 有貴 記者
「うわー! いったーー!」


記者は、何年か分の御利益をいただけそうなぐらいたたかれていました。