長野市と周辺の中山間地を結ぶバス路線の廃止方針をうけて、阿部知事は「容認できない」との考えを示しました。

阿部知事:「代替手段がしっかり講じられなければ容認できない」

バス路線の廃止について、21日の知事会見でこのように述べた阿部知事。アルピコ交通と長電バスは3月12日に開かれた会議で、長野市と中山間地などを結ぶ路線バスの6つの路線を10月から廃止する方針を示しました。

こうした状況を受けて県は、今月24日に開かれる公共交通活性化協議会で、複数の自治体をまたぐ広域な路線などに対し、新たな財政支援を行う方針を示す予定です。

阿部知事は、路線バスの廃止は通学や通院にも大きな支障が出るとして、「路線の維持や代替案を事業者と一緒になって取り組んで行きたい」と述べました。