昔の沖縄の白黒写真をAIなどを使ってカラー化した写真集が話題となっている大阪府の男性が21日に玉城知事を訪ね、写真資料の提供に感謝し、印税の一部を寄付しました。

ホリーニョさん
「こちら(玉城知事の)育ての親」
玉城知事「初めてみるカラー。白黒ですからね、元の写真が」
玉城知事の子ども時代の白黒写真をカラー化させて驚かせたのは、大阪府の会社員、ホリーニョさんです。
5年前の2019年から戦前から戦後にかけての沖縄の白黒写真を、AIなどを使ってカラー化し、SNSで紹介する活動を続けています。
このほど沖縄戦に翻弄された女性や子どもたちの表情を中心にまとめた写真集を発行した際に、県公文書館に所蔵されている写真を使用したため、資料提供に謝意を伝えるとともに、書籍の印税の一部10万円を県に寄付しました。
ホリーニョさん
「カラー化して存在する方々は写真1枚隔てた向こう側で、生きているなと思いながらカラー化している。80年前に思いを馳せるきっかけにこの本がなればうれしい」
玉城知事は「記録を鮮やかに再現し、ひとつの足跡になる本を出していただいた」と感謝を伝えました。