新潟県は17日、新潟市北区でけがをして保護されたハヤブサ1羽を簡易検査したところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表しました。
これを受けて17日午後3時ごろ新潟県庁で、鳥インフルエンザに関する情報連絡室会議を開きました。

新潟県によりますと、16日に新潟市北区で建物にぶつかりけがをしたハヤブサ1羽を付近の住民が発見し、県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里に搬入しました。このハヤブサに簡易検査を行ったところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たということです。
陽性反応が出たハヤブサは建物に体をぶつけた外傷によりすでに死んでいます。

 環境省はハヤブサが見つかった場所の半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定しました。
また、県は野鳥の監視を強化するとともに、半径10km以内の養鶏場に対して異状がないことを確認し、防疫対策の再徹底を指導したということです。
新潟県は付近で鳥の死骸を見かけても触れることなく、保健所に連絡するよう呼び掛けています。 
現時点では病性は未確定であり、検体が環境省へ送られ遺伝子検査を行われ、結果がでるまでには1週間ほどかかる見込みです。