佐々木朗希、コントロールに苦しみメジャー初失点

佐々木は3回、1死から9番・J.バーティー(35)にサードへの内野安打を許すと、1番・ハップにボールが先行して四球、2番・鈴木にもカウント3-1から連続四球。1死満塁で3番・タッカーと対戦、ここでも3-1とボールが先行して四球と3者連続四球で押し出し、メジャー初失点を喫した。

1死満塁とピンチが続いたが4番・ブッシュは外角低めのストレートで見逃し三振、5番・M.ショウ(23)はスライダーで空振り三振、2者連続三振で雄たけびをあげた。

苦しむ佐々木に味方打線は4回、E.ヘルナンデス(33)が今季1号の2ランで追加点、5-1とリードした。ドジャースは4回のマウンドにはL.ガルシア(38)を送り、佐々木は3回、56球を投げて、被安打1、奪三振3、四死球5、失点1のメジャーデビューとなった。

5回、大谷の第3打席、カブス2人目、N.ピアソン(28)と対戦、カウント2-2からの5球目、真ん中低め99マイル(159キロ)のストレートを弾き返して右中間への今季1号、メジャー自己最速の1号となった。

6-3とドジャースが3点リードの7回、2死二塁で大谷の第4打席、カブスは4人目はJ.メリーウェザー(33)、ここでカブスのカウンセル監督(54)は申告敬遠を指示。東京ドームはブーイングに包まれたが、観客は試合展開を考えて笑顔でのブーイングとなった。

佐々木の後を継いだリリーフ陣がカブスの反撃を7回まで2点に抑えて、8回には昨季、レンジャーズで33セーブを挙げたK.イェーツ(37)が初登板して、無失点に抑えた。

9回には1死一、二塁で大谷の第5打席、カブス6人目、アストロズから移籍してきたR.プレスリー(36)と対戦。超満員の観衆が大歓声、カウント3-1からカーブが外れて、四球。球場は大きなため息に包まれた。

9回はA.ベシア(28)が初登板、無失点に抑えて今季初セーブを挙げた。ドジャースが開幕連勝スタート。これでアメリカに戻り、28日に本拠地ドジャースタジアムで開幕(タイガース戦)を迎える。