“夏の味覚”スイカやメロンの生産に向け、青森県つがる市で病気にかかりにくい丈夫な苗にするための「接ぎ木」作業が行われています。

つがる市木造にある木村文宣さんの作業所で行われているのは、7cm程に育ったスイカやメロンの苗を、病気に強い台木に接着する「接ぎ木」です。

おいしい実をつける品種と、病害虫に強い品種の台木を組み合わせることで、それぞれの長所を持ち合わせた丈夫な苗を作る重要な作業です。

作業では、台木の芽を取り除いたあと、実を付ける苗の茎に楔状(くさびじょう)の切り込みを入れて一本にする繊細な技術求められます。

スイカ・メロンの苗生産農家 木村文宣さん
「雪が今年はすごく多かったので、どうなることかと思ったが、ここ1~2週間で急に普段の春になった。みなさんが食卓に喜んで並べてくれるような、おいしいスイカ・メロンになれば良いと思い、がんばっています」

接ぎ木された苗は、15cm程まで育てて4月上旬から始まるハウス栽培の農家に引き渡されます。

「苗作り作業」は、露地栽培の定植が始まる6月中旬まで続きます。