「感染性胃腸炎」の患者が、この時期としては過去10年で最多となっています。ノロウイルス以外の患者も増えていて注意が必要です。
感染性胃腸炎 この時期過去10年で最多に

井上貴博キャスター:
全国の感染性胃腸炎の患者数(1医療機関当たり)は、9.83人(2月24日~3月2日)となり、過去10年で最多となっています。
※国立感染症研究所より
感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称で、ノロウイルス、サポウイルス、アストロウイルスなども含まれます。
ノロウイルスとサポウイルスは発見された場所に名前が由来しています。アメリカ・ノーウォークで見つかったのが「ノロウイルス」。日本の札幌で見つかったのが「サポウイルス」です。
アストロウイルスは構造が星形に見えることから、アストロウイルスと命名されているようです。

いずれも、主な症状は吐き気・腹痛・下痢・発熱。
感染経路は、▼ウイルスに汚染された飲食物を口から入れる、▼ふん便や嘔吐物などを介して人から人への感染です。