山形県内でも有数のコメの産地である川西町できょう、米農家などを対象としたふるさと納税の説明会が開かれました。
今、返礼品で人気なのはずばり、コメです。
この説明会は、町で作られたコメをより多くの消費者に食べてもらうための方法として生産者に、ふるさと納税の利用をすすめようと開かれました。

きょうはふるさと納税のWebサイトを運営している「株式会社さとふる」が協力し、ふるさと納税を利用すると全国に顧客が増えるメリットがあるなどの説明が行われました。

ふるさと納税の利用者も年々増えるなか、返礼品として需要が高まっているのが、お米です。
株式会社さとふる 東北営業所 武藤輝美さん「ふるさと納税の業界全体の傾向として物価高の影響もあるので日常使いできるものを求める人が増えている」

町によりますと、川西町への今年度のふるさと納税の寄付件数はおよそ1万5000件、寄付額は3億円にのぼり、選ばれた返礼品の90パーセント以上がコメだということです。

さらに最近のコメの価格高騰でコメの人気はより高まっていて、おいしいコメを生産者から利用者に届けることで、町を知ってもらうことと寄付額を増やすことを両立できる可能性があります。
川西町 産業振興課商工担当 大平麻人さん「一番は生産者さんが思いを込めてつくっているお米なので、きちんとブランド力を持って全国的にふるさと納税という制度を使って発信できているのは強みだと思っている」
町は、生産者にふるさと納税を利用してもらうことで町で作られたコメをPRし、米農家の収入アップなどにもつなげていきたいとしています。
